オメガ スピードマスター オートマチック

手首が細く似合わないと感じたため、プロフェッショナル（手巻き）ではなくあえてオートマチックにしました。


OMEGA Speedmaster Automatic
1994/06/10
自動巻き

ムーブはETA28XXベースにクロノグラフモジュールを乗せたいわゆる2階建てクロノです。手巻きであるプロフェッショナルのレマニアムーブと違うのはもちろんですが、オートマチックでもデイト付きはETA7750ですので、それとも違うムーブです。
横から見たときに竜頭とクロノグラフを操作するプッシャーが横一列に並んでいないので２階建てとわかります。
おそらくインダイアルを横3つ目にしたいがために2種類の自動巻きムーブを採用しているのでしょうが、最近はETA7750でも横3つ目に出来ますのでETA28XXベースのムーブは廃番になってしまうかもしれませんね。（現在のラインナップは知りませんので既に廃番になっているのかも）

このムーブはクロノグラフを使用するとトラブルが出やすいと言われています。クロノグラフをあまり使用しないせいか20年たった今でも正確です。一度もオーバーホールしていません。

スピードマスターというとプロフェッショナルのムーンウォッチ伝説が付いて回ります。オートマチックはニセモノ的な扱いを受けてしまうのが悲しいところです。この小ささと軽さは「あえて選ぶ」価値があると思うのですが。

インデックスの夜光塗料はいい具合に焼けているのですが、針の夜光塗料はどういう訳かカビが生えたようにまだらに劣化しているのが残念です。プラスチック風防はキズが付きやすいですが、それが「味」といえるほどの年月が経っています。

金属ブレスはいかにも時代を感じさせる華奢な感じのものです。つまらないことなのですが、ブレスがあまり曲がらないので置いたときにクタッとしないのが好みではないです。

NATOベルトがとても似合います。手巻きと比べて軽量なので、軽いベルトを変えてもフィット感が良いです。手巻きは重いので軽いベルトとはバランスが悪いのではないでしょうか。