スウォッチ アイロニー スケルトン

このころからムーブメントに興味を持ちだしたので、 ムーブメント見たさに購入しました。



Swatch Irony
1998/05
自動巻き
6振動
21石
ETA2841-1

スウォッチが大流行してプレミア価格までついたのはもう少し後だったでしょうか。
ムーブメントは ETA2841 と記載されています。あまり聞いたことのないムーブですが21石でスキのないムーブに見えます。ETA2824系でしょうか。
「ETA2841」で検索してもこの時計ばかりが出てきます。もしかしたら通常のムーブをスケルトン仕様にしたのがこのムーブでしょうか。もしかしたらこの時計のために作ったムーブ？当時のスウォッチグループのswatchに対する力の入れようを見るとあながち「無い」話でもない気がします。

文字盤は無くシースルーバックになっています。ベースプレートもスケルトンになっていますのでムーブの様子がよくわかります。香箱（ゼンマイを収める部分）までスケルトンになっていてゼンマイの巻き上げ具合を見ることが出来ます。実に徹底していますね。

最近はシースルーだったりスケルトンだったり、文字盤側からもムーブの一部を見せる時計が多くありますが、このころはほとんど無かったかと思います。 文献でしか見たことがない構造を実際の動きを見ながら勉強できる教材として非常に役に立ちました。しかも低価格ですから非常にありがたかったです。手巻きだともっと良かったのですが、手巻きの廉価ムーブはなかなかない（中国製はあるかも）でしょうから仕方がないですね。

しばらくの間はムーブを見て楽しんだのですが、時刻がわかり辛いので（あたりまえです）使用しなくなりました。